章 418

「そのリーダー格のメガネ男は、両手をポケットに突っ込んで、動かなかった。タバコを静かに咥えたまま。」

「川兄さん!」

白楓が叫び声を上げ、目を赤くしながら林川の上に覆いかぶさった。その瞬間、痛みは大幅に減ったが、それは彼が代わりに受け止めてくれたからだった。

この連中は容赦がなさすぎる。今日の昼間にバーを荒らした連中とはまったくレベルが違う。数回蹴りを入れられただけで、白楓の口からは血が溢れていた。林川は慌てて彼の名前を叫んだが、彼は反応しなかった。

林川は嗄れた声で叫びながら、ハンマーでその男の脛を殴りつけた。男が片足で飛び跳ねて後退した隙に、地面から勢いよく立ち上がり、ポケットから...