章 447

「胸の中で迷子になった子鹿が二匹も暴れているみたいだ」林川の心臓は激しく鼓動していた。指が触れた瞬間、杨莉は体を強張らせ、林川の指を挟み込むように太ももを閉じ、口から「あっ」と小さな声が漏れた。

彼女は太ももを閉じたまま体を揺らし、酔ったような潤んだ瞳で林川を見つめていた。まるでお酒を飲み過ぎたかのように、朦朧とした表情を浮かべている。

七、八秒ほど続いた後、ようやく彼女の動きが落ち着き、大きく息を吐いた。

その迷い込んだ眼差しを見れば、まださっきの状態から抜け出せていないことがわかる。林川は欲望で体が爆発しそうになり、興奮のあまり言葉も出てこない。下半身も激しく抗議していた。

杨莉が...