章 458

「追い出す勇気がないなら、なぜわざわざ煤気ボンベを満載した三輪車で来たんだ?誰を脅かすつもりだ?」

カキン!

林川は骨の折れる音を聞いた。直後、三輪車はそのまま仮設小屋に突入した。中には配線が張られ、薄暗い電球が灯っていた。顔を覆った男たち四、五人が慌てて脇に飛びのく。林川の出現で現場は混乱の渦に巻き込まれた。

林川は秦悦と唐菲菲が椅子に縛られているのを目にした。二人は服を脱がされ、黒いブラジャーとレース付きのショーツだけが辛うじて大事な部分を隠している状態だった。雪のような白い肌が、薄暗い灯りの下で人の想像を掻き立てていた。

唐菲菲は激しく身をよじらせ、口から「うぅうぅ」と詰まった声を漏...