章 482

「どの子供だって、そういうものが好きなんじゃない?私だって例外じゃないよ。

金色に輝く大きな鶏の足がたくさん目の前を飛んでいる。お腹が空いて、思わずよだれが出てきた。

でも、私は全部を美しく想像しすぎていたんだ。家に帰ると、迎えてくれたのは「お誕生日おめでとう」でもなければ、華やかで美味しそうな大きなケーキでもなかった。母親というあの下賤な女の喘ぎ声と、階段に散らばった服だけ。私は考えた、階段を上りながら脱いでいったのかな?お父さんに見られるのを怖くないの?

そうだ、お父さんはもう一週間以上も帰ってきていない。だから母が何をしようと、彼は知るはずもないんだ。

私は上に行く勇気がなくて、ソファに...