章 505

「この人たちは皆トラックを出して稼いでいるんだ。他人のために砂や石、廃材なんかを運んで、要するに金さえ貰えれば何でもやる。この時間でもまだ結構な人が仕事を待っていて、ハエが飛び回り、地面には多くの弁当箱が捨てられている。

数人が裸足で石段に胡座をかいて座り、トランプをしている。彼らは親指でカードをはじき、それから口に含んだ唾をつけてカードを開いていた。

白楓は理解できずに林川に尋ねた。「ねえ、川兄さん、一体何をしようとしているの?」

林川は笑いながら「もうすぐ分かるよ」と言った。

彼らがトランプを二回ほど続けるのを横で見ていた後、林川が口を開いた。「兄貴たち、まだ仕事受け付けてる?」

麦わ...