章 508

「ここは玉石混交だからね、俺がいれば、この店の商売を大きく保証できるよ」

まるで露骨に言わんばかりの保護料の徴収だ。

旭兄が言い終えると、林川は黙り込んだ。

一つだけ林川も認めざるを得なかった。バーという娯楽性を持つ場所は、確かに玉石混交で、酒に酔って喧嘩が起きることもしばしばだ。小さなチンピラが故意にトラブルを起こすこともある。もし大きな事件でも起これば、公共の場として、バーの責任は免れない。

だから娯楽施設のオーナーたちは、想像されるほど恐ろしい悪鬼ではない。こういった人々はバックグラウンドが複雑かもしれないが、万やむを得ない場合でない限り、手を出そうとはしないものだ。

和をもって財を成す...