章 550

「これはお母さんの命なのよ、天はお母さんを生かしてはくれないんだ。お母さんがいなくなったら、これからはお父さんをちゃんと見てあげてね。次の人生ではあんなものに手を出さないで、私たちみたいな家庭環境じゃ、そんなものに手を出せる余裕なんてないんだから」

「母が亡くなってからの一年間、私は一日一日が永遠のように感じられて、何度も自殺を考えたわ。でも屋上に立つたびに、怖くなって...飛び降りる勇気が出なかった。練炭自殺も試したけど、アパートの大家さんに助けられてしまって。この先の人生に、もう何の希望も見えないの」

「母が死んだ後、父はショックに耐えられず、病院の屋上から飛び降りてしまった。私は毎日...