章 60

「あなたがいないと、お姉ちゃん安心できないの。本当に怒ってないから、自分を責めないで」

「お姉ちゃんの考え方はそんなに古くないわ。むしろあなたに感謝してるくらい。もう二回も大きな助けになってくれたんだから」

彼女は林川の手をしっかりと握り締め、その温もりと柔らかさが伝わってきた。

何度も確認して、秦悦が本当に怒っていないとわかり、林川はようやく安心した。だが、今夜のことは、これからもう触れられないかもしれない。どう考えても、二人の間にはあの立場という壁が存在していた。

林川は悦悦姉さんも欲しがっていることを知っていた。自分のサイズなら、きっと彼女を十分に満足させ、この上ない快感を体験させること...