章 605

「塀の中には三匹の犬がいる。二匹はジャーマン・シェパード、もう一匹はチベタン・マスティフの混血だ。近づいたらすぐに気づかれるぞ」

「それと、俺以外にも見張りが二人いる。元々は警察対策だったんだが、まさか最初に見つけるのがお前たちになるとはな」

張平は彼に尋ねた。「その二人の見張りはどこに隠れている?山頂の砂利採掘場には全部で何人いる?何か武器は持っているか?」

男は深く息を吸い込み、続けた。「二人目は、前に進むと小さな小屋が見える。そこの横にトイレがあって、その中に隠れている。三人目は、ブルドーザーの中だ。上がればすぐ見える。山頂については、二龍兄貴の下に十数人の作業員がいて、さらに三、...