章 70

彼女は林川に見えないと思っていたが、その全過程は林川の目に完全に映っていた。

次第に、秦悦の鼻から漏れる声は大きくなり、その手は急所を激しく弄んでいた。数分後、床には何の前触れもなく水滴が広がり、彼女は林川を完全に飲み込んだ。それはさらに狭い空間だった。

林川は自分が限界に近づいていることを悟った。

取り出そうとしたが、秦悦にしっかりと制御されていて、林川には何もできなかった。

「姉さん、出して、もう出そうだ!」

林川は叫び声を上げ、両手で秦悦の頭を抱え込み、必死に奥へと突き入れた。

この感覚は、林川が生涯で一度も経験したことのないものだった。麻薬がどんな感覚かは知らないが、今の快感はそれに劣...