章 823

張平は何も言わなかった。目は半開きで、見たところもう長くは持たなそうだった。

林川は振り返り、三つ目の男に視線を向けた。男は表情を変え、すぐに車の後ろに隠れようとした。林川は彼のもう片方の足を狙い、バンと一発撃った。三つ目は地面に倒れ込んだ。

さぞかし不愉快だろう。左足がまだ治っていないのに、今度は右足に撃たれたのだから。彼は痛みを堪え、黙ったまま林川を睨みつけていた。その視線は、まるで林川を飲み込みたいかのようだった。

旭兄が声を潜め、慌てた様子で言った。「三つ目の拳銃、弾切れだ。捕まえろ、そうしないと今夜、誰も逃げられなくなる」

林川は最速で彼に向かって走り、近づくと大きく二歩踏み...