章 836

外には多くの人が座っていた。ウズラ兄さんや旭兄さんたちもいた。彼ら二人以外は、残りは全て見知らぬ顔だった。

ウズラ兄さんは目を細めて笑いながら林川に尋ねた。「どうだった?一人が悪役で一人が善人を演じて、脅して話を聞き出そうとしたんだろう?怖がらなければいいんだ、リラックスすれば何も問題ない。証拠があるなら、こんなやり方はしないで、直接逮捕するはずだからな」

「兄さん、俺の兄貴は?」

林川はウズラに尋ねた。

ウズラは前方の集中治療室を指さした。「中にいるよ、まだ意識不明だ。中に入って彼に会ってみな、話しかければ、もしかしたら目を覚ますかもしれない」

林川は病室のドアまで歩き、ガラス窓越し...