章 844

林川は両手を上げ、箸を床に投げ捨てた。「この件はここまでだ。お前がどこへ行きたいと思おうと、俺には関係ない。だが、もし兄貴に何かあったら、俺たちの間では決着をつける。お前が死ぬか、俺が死ぬか、それだけのことだ」

佛爺が二歩前に踏み出し、林川の背後に現れた。手に持った拳銃の柄を振り上げ、力いっぱい林川の頭に叩きつけた。林川はその場で床に倒れ込み、頭を抱えながら苦しそうに身をよじった。

佛爺はしゃがみ込んだ。「お嬢様にそんな口のきき方をするとはな。誰様のつもりだ?」

林川は苦笑いを浮かべた。「浩子も兄貴も、二人が目を覚ましたら、この件はこれで終わりにする。だが、もし途中で何かあれば、お前らを...