章 850

「お願いですから、私たちにそんなに圧力をかけないでください。そうされると、患者さんの救命処置の時間を無駄にするだけです」「一度外に出ていただけませんか?」

旭兄は何度か深呼吸をして、かなり落ち着いた様子で言った。「中で見ているだけだから、邪魔はしないよ。普段通りやってくれればいい」

旭兄の言葉が終わるか終わらないかのうちに、ドアの外から騒がしい声が聞こえてきた。林川はウズラ兄貴の声を聞いた。彼は緊張した様子で言った。「平兄貴、落ち着いてくれよ。小川は今、中で救命処置を受けてるんだ。心配するな、大丈夫だって。ここはちゃんとした病院だし、専門家がいる。一度戻って休んだらどうだ?ほら、自分の体だ...