章 969

「仏様って誰?どうしたの?」王姗姗は茫然と林川を見つめた。

林川は焦り、声を低くして叫んだ。「王姗姗、何ぼーっとしてるんだよ!マジな話だから、早く部屋に入れって!」

王姗姗は林川の様子を見て、身を翻して部屋に入り、ドアを内側から鍵をかけた。

「まずいな、俺、銃を持ってない。全部旭兄貴のところだ」

浩子は林川の肩をぐっと押さえた。「慌てるなよ。仏様一人だけで来たんだ。それに俺と話してたぞ、姗姗のことについて。もし俺たちに何かするつもりなら、こんな形で会いに来るはずがない」

「とりあえず下に行こう。何が目的か見てみよう」

林川はうなずき、深く息を吸い込んで、階段へと向かった。

下に着...