章 255

「どんな考えなの?」

老徐は甥の嫁が餌に食いついたのを見て、急いで身を屈め、甥の嫁の耳元でしばらく囁いた。

口から漏れる熱い息が甥の嫁の全身をくすぐるような感覚を与えていた。

「こんなことして大丈夫かな?」甥の嫁の言葉には少し衝動的な調子が混じっていた。

この老徐はなんて邪悪なんだ。まさか自分に箪笥の中に隠れて、彼と時苗がアレをしているところを見るように言うなんて。

だが甥の嫁自身は気づいていなかった。実は彼女自身も邪悪になっていたことに。

以前の彼女なら、こんな方向に考えることすらなかったはずなのに、今はなぜかそんな状況を密かに期待している自分がいた。

彼女も老徐のあの大きなモノが別の女性の...