章 509

徐さんは今度こそ本当に去った。

呉芬はちょっと好奇心を抱きながら、手に持った袋を開けてみた。この徐さんが後ろで何を拾ったのだろう?こんなに神秘めかしているなんて!

しかし呉芬が開けて見た瞬間、彼女は凍りついた!

中には避妊具が入っていたのだ。

呉芬ははっきり覚えている。自分と張伯はこの裏で一度もそういうことをしたことがないはずだ。それに、自分の家の裏庭の後ろにある森は、めったに人が行かない場所のはず。では、この避妊具はどこから来たのだろう?

呉芬はそれらの避妊具をいじってみると、その中の一つはまだ新しく、ここ数日以内に使われたものらしい。ここで避妊具を使うような人間は一体誰だろう?

呉芬は三日...