章 523

リビングを通り過ぎたとき、そこに広がる散らかった光景を見て、徐さんの心はまた動揺した。

徐さんは鄭秋菊を抱きかかえて彼女の寝室へ連れていった。鄭秋菊もやや心を開き、そのまま裸で衣装ダンスの中から服を探し始めた。

水泳に行く約束をしていたので、鄭秋菊はまずビキニセットを見つけ、それからグレーがかった白のデニムショートパンツに着替えた。上にはピンクのノースリーブシャツを着て、その下に着けた黒い下着の輪郭がはっきりと透けて見えていた。

そして下半身のグレーがかったデニムショートパンツは少し短すぎて、中の黒いショーツの縁が時折見え隠れしていた。

昨夜一晩中欲望を発散させたにもかかわらず、徐さん...