章 69

「去年もほぼ同じ時期に、洪水が村まであと少しのところまで迫ってきたんだよな!」

「この堤防は今年修理しないと、いつか必ず問題が起きるだろうな」

老徐は南側の小川にかかる小さな橋から青龍村へ向かい、対岸から茅坪村をこちらを見ていた。視界がより鮮明になる場所だった。

自分の桃の果樹園の西側には、村が建設した大きな貯水池があったが、池から水が漏れていたため、何年も干上がったままになっていた。

貯水池の周りには村の数十畝の土地が広がっていたが、今では多くの人が出稼ぎに行ってしまい、ここは乾いた畑地だったため、誰もこの場所を気にかけていなかった。

老徐は考えていた。もし自分がこの貯水池を請け負って、その...