章 1008

「ああ、もちろん。あそこには私たちの素敵な思い出があるもの。秀水ホテルであなたと過ごしたことを思い出すたびに、本当に幸せな気持ちになるわ。この人生で一番幸せな瞬間は、あなたと一緒にいる時よ。ダーリン、二虎兄さんはあなたが大好きよ!」

安二虎は学がないものの、甘い言葉を並べるのがとても上手で、どんな女性でも心をときめかせることができた。二人が秀水ホテルに着いて部屋を取ると、安二虎はせっかちに安思晴を抱き上げてベッドへと運んだ。

その後は前戯もなく、必要もなかった。道中ですでに二人とも我慢の限界だった。安二虎は立ったまま、彼女の白く柔らかな足を肩に乗せ、力強く彼女を満たした……。

激しい情事...