章 1181

「そうとは限らないわ。安二虎の火眼金睛に見えないものなんてないでしょ?」安二虎は意地悪く笑いながら言った。

「二虎兄、仙儿と秀儿のどっちが妊娠したか当てられたら、ご褒美あげるわよ!」安思雨が笑いかけた。

安二虎はそれを聞くなり、下心丸出しの笑みを浮かべて言った。「小嫁さん、まず教えてくれよ。どんなご褒美なのか?俺様にとって魅力的かどうか確かめなきゃ」

「どんなご褒美が欲しいの?」安思雨は少し膨らんだお腹を撫でながら甘えた声で尋ねた。

「お前を抱きたいね!」安二虎はいやらしく笑った。

「あはは…あなたにとってそれがどこでご褒美になるの?私はあなたの奥さんでしょ、好きなときに抱けるじゃな...