章 1688

この女は彼女に一言言うと、好奇心いっぱいに黒真珠同志の手にある覇王英雄を見つめ、よだれを垂らしそうになった。きっとこんなに迫力のある代物を見たことがないのだろう。安二虎はこの女もまた男を欲している女だと見抜いた。

意外だったのは、黒真珠が彼を解放したことだ。彼女は側にいた女性に声をかけると外へ走り出し、安二虎と蒋英をその場に放置した。二人は呆気に取られ、丸くて突き出た艶やかな黒い尻が視界から消えていくのを眺めた。彼女たちは本当に二人を放っておくつもりなのか、これはどういうことだ?

「きっと部落で何かあったのよ。そうでなければ、黒真珠があなたという宝物を手放すはずがないわ」と蒋英が言った。

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