章 1707

「そう考えるだけで彼は興奮してしまうのだ。蒋英という女のすべてが彼には愛おしくてたまらない。彼女と一緒にいて、彼女の美しい風景を目にすると、頭の中では義姉の玉蘭を抱いているような感覚が湧き上がり、ますます力が漲ってくる。

まだ会ったこともない義姉妹は年齢も容姿も違うが、どちらも絶世の美女で、下半身の造りが驚くほど似ている。これこそが安二虎が蒋英に執着する主な理由だった。愛するがゆえの愛なのだ。

蒋英もまた、彼の信じられないほどの情熱と一途さに心動かされ、まるで夢を見ているような気分だった。

亡き夫からはこのような甘い愛を一度も受けたことがなかったため、たとえ現実とは思えなくても、今この幸...