章 2179

「いいが、兄貴、はっきり言っておくぞ。誰も俺を追い詰めるなよ。少なくとも今まで、人を殺そうなんて考えてもいなかった。軍は兵を送らない方がいい。そうでなければ、武器は無差別だ。人が傷つき死んでも、俺たちの責任じゃない。俺が一人でタカ市を自由に出入りできるのは、軍の包囲も恐れていないからだ」安二虎は真剣に言った。

「二虎、わかっている。お前は確実に準備しているんだろう。だがこの件はもう後戻りできない。それに俺は主要な実行者じゃない。ただ他の部隊を支援するだけだ。この作戦を止めることはできん。明日、定刻通り出発する。お前はどうする?」

「ふふ、見物するさ。あるいは家で良い知らせでも聞くかな。せっ...