章 2305

安二虎はカンティが階下の明かりを消し、階段を上がってくるのを見て、すぐにカンティの部屋に身を隠した。

ところがカンティはこの部屋には入らず、隣の部屋で子供を寝かしつけに行ったのだ。

隣のティナはカンティが子供を寝かしつける音で夢から覚めた。彼女は部屋の中を不安げに見回した。窓から飛び込んできたあの男は、自分を抱いた後どこへ行ったのだろう?彼女ははっきりとあの男に激しく体を求められたことを覚えている。彼の攻めの激しさは尋常ではなく、彼女は完全に抵抗する力を失い、自分自身を見失ってしまったと感じていた。

しかし彼女もよく分かっていた。安二虎に抱かれて気を失ったのだと。急いで自分の下を触ってみると、...