章 2384

実は彼は知っていた。エミールはまだ美しい女性で、色気も十分残っている。だが彼はすでに猟奇的な行為に慣れてしまい、一度寝た女性には興味を失ってしまう。ましてや自分の女、何度も使った女となれば尚更だった。

彼は自分の今の精神状態は病気なのではないかとさえ思っていた。今日寝た女性に明日はもう興味がなくなり、また別の女性を求めてしまう。できれば毎日違う女性と関係を持ちたいと思うほどで、そうでなければ興味が湧かなかった。これが彼が一日か二日おきにパーティーを開く理由でもあった。そして今や彼は若い人妻への興味がますます強くなり、三十歳を超えた人妻にはそれほど興味を持てなくなっていた。このことが会員選びに...