章 27

だが、内心では彼も一晩ホテルに泊まってみたいという思いがあった。これまで一度もホテルに泊まったことがなく、ましてや香媚のような美しい嫁と部屋を取るなんて経験はなかった。

道中で安大彪の嫁の楊美玲と偶然出会い、彼女を抱いたことで、やっと男としての喜びを味わった。

彼は実のところ香媚にもっと期待を寄せていた。楊美玲は女の色気が全身から溢れていたが、香媚はやはり若くて美しく肌が白く、スタイル抜群だった。彼女の方が好みだったし、香媚はいつでも自分を受け入れてくれると知っていた。

そんな強い期待を胸に、安二虎は楊美玲について秀水ホテルへと向かった。

バイクが秀水ホテルの駐車場に止まると、安二虎の...