章 401

「彼女と結婚もできないし、俊博の顔を見る勇気もない。結局、兄弟の契りを交わした以上は、真の兄弟なんだから」

はぁ!俊博兄弟よ、兄貴は豚犬にも劣るな!弟の嫁を抱いて癖になって、彼女は完全に兄貴に惚れてしまった。兄貴も彼女を愛してしまった。お前はどうすればいいんだ?兄貴はどうすればいいんだ?

安二虎は胸に重荷を抱えたまま旅に出た。

道中は特に変わったことはなく、十時頃に県城に着くと、すぐに電話ボックスを見つけて楊梅に電話をかけた。安二虎の声を聞いた途端、楊梅は嬉しくて仕方がなく、急いで自宅の場所を教えてくれた。ちょうど午前中は授業がないので学校に行かず、家に来るように言われた。安二虎も嬉しく...