章 554

「人に『前に座らないでくれ、さもないと安二虎の物が刺さるから』なんて言えるわけがないよな」そんなことは不適切だし、口にできるはずもない。しかし、その心配はすぐに現実となる。彼らにはただそれを受け入れるしかなく、誰も何もできなかった。

果たして、バイクが二百メートルも走らないうちに、激しい揺れの後、安二虎の反応が強く現れ始めた。最初、莫蘭の母親は何も感じず、そういう方向にも考えていなかった。しかし、やがて自分の股間に硬いものが当たり始め、しかもその突きが次第に頻繁になり、彼女はくすぐったさを覚え、同時に体が熱くなってきた。

さすがは中年女性、何でも分かっている。後ろの安二虎に生理的反応が起き...