章 712

高伯母は突然時間がおかしいことに気づき、慌てて飛び上がると服を拾い上げて階段を上りながら言った。「お風呂に入ってくるわ。もう降りてこないから、この小さなスケベのためにウソのアリバイを作ってあげるわね」

数分後、やはり池北が私のドアベルを鳴らしていた。私がドアを開けて招き入れようとすると、彼は首を振った。「中に入って、何かセクシーな美女に出くわしたら困るだろ。話があるなら外でしよう」

私が出ようとしたとき、池北は私の手からスマホを取り上げ、それを静かに靴箱の上に置くと、目配せをした。私は頷いた。

池北は車で近くの人民広場まで連れて行ってくれた。屋外のアイスクリームショップの前で、私は笑いな...