章 112

「石鎮?」張小山の話を聞いて、私の胸に微かな興奮が湧き上がった。この業界に入ってから、まだ同業者にほとんど出会ったことがなかったからだ。こんな場所があるとは思いもしなかった。今はもう心がうずうずして、どうしても行ってみなければならない気持ちになっていた。

張小山は私が興味を示したのを見て、住所を私の携帯に送ってくれた。私も迷わず、老趙に休みを願い出て、すぐに石鎮へと向かった。

石鎮は文字通り鎮で、私たちの県から百キロほどの距離にあり、車で二、三時間もあれば着く場所だった。朝に出発し、午後には既に石鎮に到着していた。ここに来てみると、確かに石工の店が多いことに気づいた。

もちろん、普通の石...