章 165

この言葉を聞いた瞬間、群衆は急に静かになった。全員が台上の男を見上げ、何かに後から気づいたかのように、顔色が一気に暗くなった。

この世に無料の昼食などあるわけがない。この男の意味は明らかだった。宝物はあるが、危険も同様に存在する。場合によっては命を落とすこともあり得るのだ。

先ほどまで興奮していた人々は、今や躊躇い始めていた。もはや軽い表情を浮かべる者は一人もいない。何しろ、この言葉を発したのは執法会の人間なのだから。

「もう一つ重要なことがある。大陣は全部で三日間開かれる。三日以内に宝物を見つけられようが見つけられまいが、必ず出てこなければならない。さもなければ、十年後に大陣が再び開く...