章 172

一瞬のうちに、私の表情は崩れてしまった。この不気味な場所はどこか全てがおかしい気がする。あの三人が出てくるのを確かに見たはずなのに、どうして姿を消したのだろう?ここから出るのはこの一本道だけなのに、まさか彼らがあの大きな陣の中に戻ったとでも言うのか?

顔色が最悪になりながらも、三人が見つからないので仕方なく引き返すことにした。再び執法会の人々に会うと、この状況を説明した。執法会の人たちも一瞬にして驚きと疑いの表情を浮かべた。

結局、私と李雯雯だけが現場に残っていたため、今回の鎮邪大会の結果に他の波乱が生じることはなかった。私と李雯雯は賞を受け取り、ホテルに戻ったが、その道中ずっと表情には重...