章 19

猫背の老人はとても忙しそうだった。彼が召喚したご先祖様は、線香の消費が尋常ではなかった。通常なら十数分は燃え続けるはずの線香が、今はわずか一、二分しか持たない。最も恐ろしいのは、線香が異常な速さで燃えているにもかかわらず、煙が見えないことだった。まるで何かに吸い取られてしまったかのようだ。

猫背の老人は木の人形に集中しながら、私と村長に横向きに言った。「あんたたち二人は法壇の中に立って、いつでも私の手を借りられるようにしておくんだ。あの者は私が法壇を張ったことを知っているからには、むやみに飛び込んでくるとは思えん。きっと何か手段を使ってくるだろう。我々の状況はまだまだ楽観できんよ」

「はい...