章 208

最後の瞬間、彼らが絶望の叫び声を上げた。

「やめてくれ、過ちを認める」

だが、すべては手遅れだった。叫び声の後、彼らはすでに跡形もなく消えていた。

この光景を目の当たりにして、私は心を痛めた。二体の魂彫りが、こうして無駄になってしまった。しかし、無理に求められないものもある。どうしようもないではないか。

二体の屍化彫りを滅ぼした後、疲れ切った体を引きずりながら少女と共に家へ戻った。翌朝も私は立ち去らず、少女に町の人々に知らせるよう頼んだ。彼らに何とか屍化彫りを掘り出してもらおうと思ったのだ。

他でもない、ただ好奇心からだ。

結局のところ、屍化彫りのようなものは見たことがなかったのだ。

町の人々...