章 218

我々は余計な言葉を交わさず、奴が動けないうちに一気に飛びかかり、すぐに始末しようとした。

しかしその時、猿石彫が突然振り向いて私と李雯雯に向かって一声叫んだ。一瞬私は固まり、猿石彫が襲いかかってくるのかと思ったが、続けて彼は言った。「焦るな、こいつは俺に任せろ」

私はその言葉に戸惑ったが、猿石彫があの大きな鐘を取り出した時、ようやく理解した。

猿石彫が何をしようとしているかは、もはや説明するまでもない。三尸会の者たちはみな尸修だから、目の前のこの男も前回我々が出くわした尸修と全く同じはずだ。

だとすれば無駄にするよりも、大鐘の餌にした方がいいだろう。

猿石彫が大鐘を持ってその男に近づ...