章 372

「しかし、その後の彼の言葉に私は固まってしまった。

「血炎一族の者なら我が魔影教は大歓迎だが、お前は我が魔門の者ではないのに付いてくるとは、何か企みでもあるのか?」

本来なら目を血走らせ、死闘を覚悟していたのに、その言葉を聞いた瞬間、私はその場に倒れそうになった。

「な、なんだって?」私は呆然とした。

殿使の表情が険しくなる。「耳が聞こえないのか?何を言ったか聞こえなかったのか?」

この時、私の目には涙が浮かんでいた。「聞、聞こえました。殿使様は私が魔影教に行けないと、雯雯だけが行けると」

「わかったなら、さっさと消えろ」

しかし私は断固として言った。「殿使様、私と雯雯は絶対に離れません。私も...