章 392

皆が反応し、神経が緊張し始め、場の空気が張り詰めていた。

玄塵と住持僧侶の法力対決は異常なほど接戦だった。玄塵は自らの修為をすべて発揮していたが、住持僧侶に勝つのは容易ではなかった。

なぜなら住持僧侶は通魂境の巅峰に達した仏修であり、玄塵がどれほど全力を出しても、せいぜい修魂境の巅峰に過ぎなかったからだ。

同じ境界の者同士、しかも共に仏修である以上、互いに勝利するのは容易ではない。戦いはますます膠着し、玄塵の表情は徐々に狂気を帯びてきていた。

法力の対決で優位に立てないことに気づき、この玄塵が何か悪だくみを企んでいると私は察した。

案の定、住持僧侶と何度か打ち合った後、玄塵...