章 406

今、結界は彼女たちの仕業でどんどん不安定になっていき、いつ崩れてもおかしくない状態だった。状況が我々にとって非常に不味いことは明らかだった。私は表情を変え、急いで対策を考え始めた。

再び指を噛み切り、泰山石敢当の上に血を数滴垂らして、その神々しい光をさらに強くした。同時に、もう一方の手で符紙を持ち、呪文を唱え始めた。

「霊符、出よ」シュッシュッシュッという音と共に、数枚の霊符が私の体から飛び出し、ドカンという音を立てて婆孫二人に向かって飛んでいった。

この霊符はもともと修為を抑制するためのものだ。霊符が二人の頭上で燃え始めると、数条の光がシュッと婆孫に向かって射した。その瞬間、二人の顔は...