章 45

「あの蟇蟻たちよりも、これらの猫はずっと不気味だ」この状況に、心の強い自分でさえも、思わず身震いしてしまった。背筋に冷たいものが走る感覚が止まらない。

「師匠、一体これはどういうことですか?」思わず声をあげると、背中の曲がった老人もまた、震えていることに気づいた。

「師匠……」何度か呼びかけると、老人はようやく我に返り、顔に動揺の色が浮かんだ。

唾を一つ飲み込み、苦しそうに言った。「坊や、わしの見立てが正しかったようじゃ。この猫たちと癩蟇たちは、まるで本当に何かを祭っておるようじゃな」

頭の中がぐるぐると回り始めた。「師匠、これはいったいどういうことですか?これらの動物たちが化けたとい...