章 47

猫背の老人の顔に刻まれた皺が急に歪み始め、興奮で体を小刻みに震わせた。「たまげたなぁ、たまげた。まさに踏破鉄硯無覓処とはこのことよ。若いの、今回はついてるわい。二つの事柄が重なり合ったんじゃ、たまげたなぁ」

私も心の中で同じように興奮を抑えきれず、急いで李大少に言った。「李おじさん、悪さをしているのはきっとこの人です。今すぐこの人を見つければ、あなたの家の問題も解決するかもしれません」

李大少はそれを聞いて一瞬固まった。「何だって?つまり、うちを狙っている奴がこいつだというのか?」

私は力強くうなずいた。猫背の老人が横から口を出した。「李大少よ、若いのの言うとおりじゃ。悪さをしているのは...