章 65

点香婆婆は突然興奮し始めたが、私は少し戸惑った。「お婆さん、その言葉はどういう意味ですか?」

点香婆婆は笑い出した。「こういうことなのじゃよ、若いの。実はわしにはこの煞気を破る方法があるのじゃが、残念なことにこの煞気があまりにも強すぎて、わしの法力を押さえ込んでしまっておる。この辺り一帯が煞気に覆われておってな、それがわしの身に圧し掛かり、修行の成果を制約してしまうのじゃ。だからわしは法力を発揮できんのじゃよ」

私は一瞬驚いた。そんな状況があるのか?続けて尋ねた。「それで、お婆さんは私に何をして欲しいのですか?」

点香婆婆は言った。「若いの、風水石工の一族は邪気を払い、煞気を避ける術にお...