章 9

背中の曲がった老人の体は仰け反り、勢いよく地面に倒れ込んだ。村長と私が駆け寄った時、老人の顔は紙よりも白くなっていた。

「背曲がりの師、師匠!」私と村長は大声で叫んだ。老人はようやく意識を取り戻したかのように、ゆっくりと目を開けた。彼は私たち二人を見つめ、蒼白い顔から恐怖の色が消えなかった。

「師匠、大丈夫ですか」私と村長はすっかり頭が真っ白になり、ただ声を張り上げるだけで、どうすればいいのか分からなくなっていた。

しかし、しばらくして老人は我に返り、私たちを見て言った。「心配するな、死にはせんよ。まさか、あの者の修行の深さがここまでとは思わなんだ。だが問題ない、法壇を設けて、もう一度挑...