章 136

「こういった過去のことを思い出すと」謝從隽は微かに微笑み、崇昭皇帝を見上げた。その眼差しはますます沈着で落ち着いていた。

「臣は今や恨みも怒りもありません。望むのは大梁の江山でもなく、ただ一人の心の人、それだけです」

「何だ、心の人とは?どこの娘だ?」崇昭皇帝は訳もなく怒りが湧き上がり、叱責した。「謝從隽、朕は心血を注ぎ、清狂客までも呼び寄せてお前の剣術の師としたのだぞ。文武両道を身につけさせたというのに、結局お前は江山より美人を愛する情けない男になるつもりか?視野が狭く浅はかだ、愚かにもほどがある!」

それでも足りないとでも思ったのか、彼は手近にあった硯を手に取り、謝從隽に向かって激しく...