章 455

「まあ、あなたの言うことはわかったわ。これまでは会社の話しかしなかったし、上司と部下の関係だったから。」

「でも今夜のことを経て、私たちはもう親友同士よ。これからは仕事のことでも私的なことでも、いつでも相談に来ていいから。同じ男に抱かれた仲って、これ以上親密な関係あるかしら。」

「実は少し嬉しいことがあるの。最初、私の夫があなたに会ったとき、すっかり魅了されてしまって。だから私、わざとあなたに電話を聞かれるようなふりをして、二人だけの秘密を作りたかったの。」

「でも今はようやく成功したわ。それに、今夜のあなたの旦那様、本当に期待を裏切らなかったわよ。さっき部屋を分けたとき、あなたの旦那様ったら...