章 1330

「浴女村で価値のあるものと言えばこれくらいのものね。以前は桃花源に桃があったけど、それも外に運び出して売るわけにもいかず、村民が自分たちで食べるだけで、お金にはならなかった。この魚の池も野菜も同じようなものだわ。でも、お茶の葉は軽くて、運搬がとても便利で、保存も簡単。村を豊かにする良いプロジェクトよね」

だが、この美味しい話はずっと秦陽に独占されていて、今や彼の資産は村で一番の富豪となっていた。

「浴女河とお茶畑は昔からこの村の二大宝だったのに。この二つの宝は公共のものだから、当然みんなのものか、複数の人が請け負って村全体を豊かにするべきものよ。どうして一人だけが独り占めしているの?」楊羽...