章 1520

杨若颖の心臓はドキドキと激しく鼓動していた。彼女は深く息を飲み込んだ。

杨羽は慌てて下着を引き上げた。

「章燕もほんと、彼氏の生理的な欲求さえ満たしてあげないなんて、それは責任と義務なのに」杨若颖先輩は心底同情するように言った。

杨羽は本当は「そうですよね、ご褒美くれないし」と言いたかった。

杨若颖はもう一度振り返ってテントのファスナーを確認し、しっかり閉まっていることを確かめた。自分が入ってきたところも誰にも見られていないはずだ。彼氏は買い物に行っていて、夜のバーベキューの準備をしている。章燕がここにいないなら、きっと陳冰たちと海に行ったのだろう。

こうした考えが彼女の頭をよぎった後、杨羽が...