章 360

杨羽が頭を絞っている最中、突然、隣の部屋から呻き声が聞こえてきた。

「あっ、あん、もっと激しく、もっと私を突いて!」

隣からは大きな喘ぎ声だけでなく、色気たっぷりの女の声も聞こえてきた。この小さな旅館は元々防音が悪く、隣の女が叫ぶと、杨羽の部屋にも完全に聞こえてしまう。

「まったく、冗談じゃないぜ、隣ではそんなに激しくやってるのか?」

ドンドンドン、続いて、ベッドが壁に当たる音が断続的に響いてきた。これで、杨羽の部屋にいる五人の女子学生は怯えてしまった。部屋の中は静かだったが、空気は異常に気まずく、みんな寝たふりをしていた。

「あの声、どこかで聞いたことがあるな、吴さんじゃないだろう...