章 552

「やばい、どうすればいいんだ…」楊羽は困り果てていた。「えっ、まさか…脅されてるような気がするんだけど」ベッドに上がるべきか上がらざるべきか。上がれば豚のように捌かれるかもしれない。かといって上がらなければ、ずっとここに立ちすくむわけにもいかない。楊羽は白雪の方をちらりと見た。白雪は特に気にしていないようだ。

だが楊羽は気にしていた。今夜はまだ帰るつもりだったのに。義姉さんのあの目つき、まるで狼のようだ。自分こそが子羊なのではないかと楊羽は疑っていた。

「彼氏さん、恥ずかしがってるわね。白雪、上がってくるように言ってあげなさいよ」義姉は楊羽が困っている様子を見て、あまり無茶はできないと悟っ...