章 790

「楊羽はこの二人のお調子者にまったく手を焼いていたが、探検に行って生活に刺激を求めるのも悪くないかもしれない。

たとえ本当に幽霊がいたとしても、幽霊にも幽霊なりの論理や考え方があるし、プライドもあるだろう。例えば便所から這い出てくるようなことはしないはずだ。

とにかく行くことに決めれば、あの双子も文句はないだろう。

「マジで行くの?」李芸熙は怖くて行きたくなかったが、みんなが行きたがっているのを見て、心の中ではムズムズしていた。

楊羽は明日、蘭姉さんに一緒に行く気があるか聞いてみるつもりだった。彼女は記者だし、もし万が一本当に幽霊に出会ったら、論文を発表してノーベル賞待ったなしかもしれない...